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デモ演奏

製品について

「シンセサイザーを管楽器のように演奏したい。」そんなシンセ・プレイヤーの思いを具現化するマン-マシン・インターフェイス、ブレスコントローラー。西脇辰弥は共同開発者と共に従来のものとは全く異なる発想とデザインで、ブレスコントローラーを独自開発し、ニュータイプ・ブレスコントローラーとして発表、2014年販売を開始しました。以来、日本国内はもとよりアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ブラジル、イタリア、オーストラリア、韓国、タイといった10か国以上の国でご愛用者を数えるようになりました。


また、シンセサイザーの優れたユーザー・インターフェイスとそのデザインを紹介するデンマークの書籍「PUSH TURN MOVE(Kim Bjorn氏著)」にも取り上げられ、そのユーザビリティーと独自のデザインにはさらなる世界からの注目が集まっています。

デンマークの書籍でも紹介!!

デンマークの楽器ライターKim Bjorn氏による書籍「PUSH TURN MOVE」にて紹介されています(序文はなんとフランスが生んだシンセの巨匠ジャン-ミッシェル・ジャール氏)。この本は、シンセサイザーのユーザーインターフェイスとデザインの関係性について書かれた名著で、従来のブレスコントローラーとは全く違う画期的なデザイン等についても言及されています!!!

詳しい解説

「管楽器のようにシンセを演奏したい」、そんなシンセ・プレーヤーの要望に答えるシンセ関連機器、ブレスコントローラー… 僕も含め、僕の周りのキーボーディストたちの中にも少なからず愛好家のいるこのブレスコントローラーなのですが、今回、新しいタイプのそれを、独自に開発しちゃいました!!!!

どうせ自分たちで開発するならと、形状や使い勝手、それに各部品にいたるまで、検討に検討を重ね、プロの表現にも耐え得る、 そして、何十年も壊れずに安心して、安全に使っていただける、本物のブレスコントローラーを目指しました。

例えばこの形状。
従来のブレスコントローラーは、ヘッドセット型にせよ、おしゃぶり型にせよ、マウスピース部分を支えるために、ある程度、唇や歯でそれを挟み込む力が必要となりますが、これが、奏者の自由なタンギングを妨げる大きなデメリットとなってきたことは否めません。
伝統あるアコースティックの管楽器たちを思い出してみてください。音楽的な表現のためでなく、ただマウスピースを支えるために、唇や歯(あご?)の力を浪費させるような管楽器なんてどこにも存在しませんよね。

そこでこの形状。ニュー・タイプ・ブレスコントローラーはマイク・スタンドに固定して使えるようにしました。これであなたの唇や歯は自由です!!ダブル・タンギング等の繊細な表現も自在にできるようになっています。
着脱は本体のクリップを使って1秒でできます。また、マウスピースにつながるフレキシブル・チューブは90度以上曲がるので、どんな理不尽なところからブームが伸びてきていても、最適なセッティングをすることができます。

それから操作性。これはあえて取説等を読まなくても、いきなり使えちゃうぐらいシンプルなものになっています。
ちなみに説明しますと…LEDのディスプレイは現在のMIDIチャンネル。その上下にあるボタンのうち赤いのがMIDIチャンネルのインクリメント、他方がデクリメント。このディスプレイは1桁しかないので、10ch以上は、なんとなく感覚的にわかるような特殊フォントで表示します。また、両方のボタンを同時に押すと1chに戻ります。
写真を見ていただくと、もうひとつボタンがあるのがわかると思います。これはリセット・ボタン。何をリセットするのかと言うと、「現在の何も息を吹き込まない状態での気圧を、CC値0にリセットする」ためのものです。

これによって、「天候が急激に変わりつつある中で演奏しなければいけない」状況とか、「急峻な山道を登りながら演奏しなければいけない」状況等にも実に素早く対応することができます。
まあ、電源投入時には必ず自動的にリセットは働くので、このボタンを押すことはそんなに多くはないと思います。

また、このニュー・タイプ・ブレスコントローラーは基本的にCC2(breath controller)を出力するようになっているのですが、先述のリセット・ボタンを押しながら電源を投入するとCC11(expression)を出力する状態になります。
これによって、音源側の面倒なセッティングなしに、いきなりブレスコントローラーを楽しむこともできます。
何よりブレスコントローラーを使った表現が大好きな僕が、そして、従来のブレスコントローラーをこの20年の間に5個も6個も潰して、そのたびに辛酸をなめてきた僕が、共同開発者とともに開発したニュー・タイプ・ブレスコントローラーです。きっと、プロの皆様、愛好家の皆様に満足していただけるような表現力を提供できると信じています。

よろしくお願いします!!!!!!!!

2014年4月 西脇辰弥

関連動画

操作方法

音源の設定方法

ライブでの活用例