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用語解説#06

2021年11月14日(日) 15:59:45
11月14日放送のディスカバー・クイーンではFun It等、ドラムのロジャー・テイラーに関しての話題も多かったですね。また以前QUEENⅡA面の回では、彼のドラマーとしての基礎力、発想力の高さをお話しするときにこんなキーワードを使っていました。

ルーディメンツ(rudiment)

これが今回の用語解説のテーマ。直訳すると「基本」「基礎」といった意味です。ドラムを基礎から勉強するために体系化された教科書のようなもので、ピアノで言うと「ハノン」みたいなものという感じでしょうか。楽器演奏を習得するための練習曲として、情緒性を一切排除していることは共通ですね。

ただ、私がロジャーの解説をするときにこの「ルーディメンツ」という言葉を使うときは、主にルーディメンツの中の一要素「パラディドル」のことを指すことが多いです。

まためんどくさい言葉が出てきてしまいましたが、「パラディドル」というのはおおざっぱに言ってしまうと、RLRR LRLLとかRLRLRR LRLRLL(R:右手 L:左手)みたいな手順のことです。こういった複雑な手順を全くの初心者から、正確かつ高速な演奏をできるようになるためには、通常何か月、何年にもわたる地道な訓練が必要です(筆者経験あり) ロジャーはそういった複雑な手順を(ハードロックドラマーとしては非常に珍しく)極めて自然に打ち出してくることからも、ドラム演奏に対するアカデミックな基礎力の高さ、そして発想力の豊かさがうかがわれるのです。