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6月1日、2日と幕張メッセで開催されたマクロスクロスオーバーライブ2019に西脇はバンマス、キーボード奏者、ハーモニカ奏者として参加させていただきました。同イベントは2日間で2万6千人を動員し、大成功の内に無事終えることができました。今回は歴代のマクロスアーティストたちが様々な時代に作られたマクロス楽曲をパフォーマンスするということで、彼らのキャラクターや歌唱スタイル、それに楽曲が作られた時代背景なんかも考慮に入れて、音作りや演奏法をそれぞれの楽曲に対してカスタマイズしていくという作業にはとても力を注ぎました。

例えばショウ前半の飯島真理さんらが活躍する部分。故羽田健太郎氏作曲のマクロス楽曲はいま聴くととってもレトロで愛すべきフィーリングに満ち溢れていますが、当時のレコーディング技術の関係もあり、多少ローファイに聴こえます。これをそのまま再現するのでもなく、また、いたずらに現代風にするでもなく、時代のギャップを埋めていくような音作りや演奏を心がけました。そのことによってまさに時空を超えてハネケンさんのスピリットとつながることができたように感じますし、いまだに同時代的なアクチュアリティーを保ったサウンドに聴こえたのではないでしょうか。

また、May'nさんの歌う「ノーザンクロス」、チエ・カジウラさんの歌う「アイモ」冒頭部分。こういったシンガーが極めて自由に歌うバックグラウンドに生演奏でシンセストリングスを添えるといったシーン。指揮者もガイドもクリックもなく、しかも西脇の立ち位置からはシンガーはほとんど見えません。便りになるのはマイクを通してイヤモニから微かに聴こえてくる彼女たちの息遣いのみです。しかも息遣いはシンガーそれぞれ全く違いますし、同じシンガーでも演奏するたびにその間合いは毎回変わります。「何があっても意味のあるものにする」そんな気持ちで、自分の感性や身体を彼女たちにカスタマイズしていく、という作業でした。

まだまだいろいろ書きたいことはあるんですが今日はこのぐらいにして...
出演者、関係者の皆さまお疲れさまでした!!!
そして会場にライブビューイングに足を運んでくれた皆さま、ありがとうございました!!!!

 

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