用語解説#04
2021年10月10日(日) 11:36:58
10月10日放送のディスカバー・クイーンでは、ハーモナイザーというエフェクターが登場しましたが、そもそも「エフェクター」って何? と思われた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
クイーンに限らず、現代の音楽制作の現場には様々なタイプのエフェクターが使われています。
そこで今回のテーマは、
エフェクター
エフェクター(effector)、効果(エフェクト)を与えるもの、という意味ですね。中国語では「効果器」と表記します。一般的には和製英語と言われている言葉なのですが、私の知る限り、アジアやヨーロッパの非英語圏では、effectorという表記が、今回の意味合いで使われています。
1960年代以降、未知のサウンドを求めて楽器や人声の音を電気的に加工する様々な機器が開発されました。
足元に置いて足で踏んで操作するコンパクトなものだったり(ギタリストが足元に並べているアレです)、ラックマウントできるタイプだったり、最近ではDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の中にplug in(プラグイン)として存在するものだったり、形状や機能も様々で、ここで分類的なことを書いていったら字数が大変なことになってしまうので省きますが、ざっくり、エフェクターとは「音に何らかの人工的な効果を付与する機器」と考えていただければ問題ないと思います。
ちなみに、シンセサイザーやエレピ等のキーボード系では、ここ30年ぐらいの傾向として、エフェクターが内蔵されていることが当たり前となっています。
そんなわけで、現在我々が耳にする音楽から聴こえる楽器音や声には、エフェクターを通っていない音を探す方が難しいくらい、音楽制作にとってなくてはならないものとなっています。
ブライアンのトレードマーク、「ディーキーアンプ」も広い意味ではエフェクターですね。
さて、先日、ディレイ、リバーブ、エコーといった残響系のテーマで用語解説を書きましたが、これらもエフェクターと言って全く構わないと思います。ただ、音楽に残響を付与するという考え方は、エフェクターという概念が登場するはるか以前から存在していました。これは、音楽制作者や聴衆の、残響に対する関心の高さがうかがえる事実と言えるのではないでしょうか。もしかしたら太古の昔、我々人類の祖先が(残響のある)洞窟に暮らしていた記憶が、DNAとなって今でも息づいている証なのかもしれません。
クイーンに限らず、現代の音楽制作の現場には様々なタイプのエフェクターが使われています。
そこで今回のテーマは、
エフェクター
エフェクター(effector)、効果(エフェクト)を与えるもの、という意味ですね。中国語では「効果器」と表記します。一般的には和製英語と言われている言葉なのですが、私の知る限り、アジアやヨーロッパの非英語圏では、effectorという表記が、今回の意味合いで使われています。
1960年代以降、未知のサウンドを求めて楽器や人声の音を電気的に加工する様々な機器が開発されました。
足元に置いて足で踏んで操作するコンパクトなものだったり(ギタリストが足元に並べているアレです)、ラックマウントできるタイプだったり、最近ではDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の中にplug in(プラグイン)として存在するものだったり、形状や機能も様々で、ここで分類的なことを書いていったら字数が大変なことになってしまうので省きますが、ざっくり、エフェクターとは「音に何らかの人工的な効果を付与する機器」と考えていただければ問題ないと思います。
ちなみに、シンセサイザーやエレピ等のキーボード系では、ここ30年ぐらいの傾向として、エフェクターが内蔵されていることが当たり前となっています。
そんなわけで、現在我々が耳にする音楽から聴こえる楽器音や声には、エフェクターを通っていない音を探す方が難しいくらい、音楽制作にとってなくてはならないものとなっています。
ブライアンのトレードマーク、「ディーキーアンプ」も広い意味ではエフェクターですね。
さて、先日、ディレイ、リバーブ、エコーといった残響系のテーマで用語解説を書きましたが、これらもエフェクターと言って全く構わないと思います。ただ、音楽に残響を付与するという考え方は、エフェクターという概念が登場するはるか以前から存在していました。これは、音楽制作者や聴衆の、残響に対する関心の高さがうかがえる事実と言えるのではないでしょうか。もしかしたら太古の昔、我々人類の祖先が(残響のある)洞窟に暮らしていた記憶が、DNAとなって今でも息づいている証なのかもしれません。